2006.10.15 Sunday
身に覚えのない指摘を受けたときにどう対処できるか
怒りの方法 辛 淑玉
自分にはそのつもりがなくても「お前はこういう奴だ!」と上司から指摘を受けたり、「こういう扱いを受けた!」と部下から指摘を受けたりすることは珍しくありません。
そうした身に覚えがない指摘を受けて、それが大事になるか、後々まで尾を引くかどうかはどういった受け答えできるかによります。
あるメンバーから、仕事を選ぶなと上司から指導を受けて納得できないと相談を受けました。話を聞くと、属しているプロジェクトでは一番経験年数が少なく何かと雑務を押し付けられることと、何事も効率を考えないことに不満があるのでメンバー間の負荷分散や効率化を考えて意見をしていたということでした。
本人としては多少の不満感はあったものの効率を考えて意見をしたつもりだったのが、上司からはその作業をしたくないものだから難癖つけていると受け取られたようです。
何とか本当のことを分からせたいけどもどうすれば良いかと尋ねられました。私の返事は「自分にそう感じさせる点があったので気をつけますと伝えてはどうか」です。
希望を満たす返事ではなかったためか、彼は釈然としないようでしたがここで本当のことを伝えてもあまり効果はないと思います。誤解をといてやったと自己満足が得られるだけでしょう。
上司が「仕事を選んでいる」と感じた以上、それが誤解かどうかというのは上司にとっては全く興味がないことです。誤解だよと伝えたところで「あぁそう」と返事されて「お前にそう感じさせるところがあるんだ」とまた一方的に決めつけられ、そのうえ「こいつは言い訳ばっかりだな」と感じさせるかもしれません。
上司が求めているのは「気をつけます」という言葉です。そんなのおかしいと思うかもしれません。本当のことを言うのが正しいと思うかもしれません。本当のことを伝えるのが正しいのかもしれませんが、それだけではまた不満を感じる結果になります。
「正しさ」と「上司の納得」というのは別物という割りきりが必要ですね。「正しさ」を求めることは良いですがそれだけだと「上司の納得」が得られないままです。そのうえで「上司の納得」を得るための対処が必要でしょう。
たとえ身に覚えがない指摘であっても「今後はそう感じさせることが無いよう気をつけます」と言ってみましょう。そうすればその指摘は後を引きません。自分の意図はどうあれ「そう感じさせた」というのは事実です。「自分は間違っていないのに」と納得できないかもしれませんが会社という集団に属している以上は多少の割り切りは必要ではないでしょうか。
怒りを伝えるときに「一日寝かせる」と書かれていますが、それくらいの余裕はあっても良いと思います。怒りを伝えるときに怒りに身を任せて伝えるとただの愚痴ととられることもあります。できる限り冷静に、自分を抑えることです。指摘を受けて納得がいかなければ、誤解をとくのもいいでしょう。そのときに一日とは言いませんが、少しでも時間をおいて何を伝えないといけないのかなと考えることができれば冷静にやり取りできるでしょう。自分の反省も伝えることをお忘れなく。
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怒りの方法
辛 淑玉
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自分にはそのつもりがなくても「お前はこういう奴だ!」と上司から指摘を受けたり、「こういう扱いを受けた!」と部下から指摘を受けたりすることは珍しくありません。
そうした身に覚えがない指摘を受けて、それが大事になるか、後々まで尾を引くかどうかはどういった受け答えできるかによります。
あるメンバーから、仕事を選ぶなと上司から指導を受けて納得できないと相談を受けました。話を聞くと、属しているプロジェクトでは一番経験年数が少なく何かと雑務を押し付けられることと、何事も効率を考えないことに不満があるのでメンバー間の負荷分散や効率化を考えて意見をしていたということでした。
本人としては多少の不満感はあったものの効率を考えて意見をしたつもりだったのが、上司からはその作業をしたくないものだから難癖つけていると受け取られたようです。
何とか本当のことを分からせたいけどもどうすれば良いかと尋ねられました。私の返事は「自分にそう感じさせる点があったので気をつけますと伝えてはどうか」です。
希望を満たす返事ではなかったためか、彼は釈然としないようでしたがここで本当のことを伝えてもあまり効果はないと思います。誤解をといてやったと自己満足が得られるだけでしょう。
上司が「仕事を選んでいる」と感じた以上、それが誤解かどうかというのは上司にとっては全く興味がないことです。誤解だよと伝えたところで「あぁそう」と返事されて「お前にそう感じさせるところがあるんだ」とまた一方的に決めつけられ、そのうえ「こいつは言い訳ばっかりだな」と感じさせるかもしれません。
上司が求めているのは「気をつけます」という言葉です。そんなのおかしいと思うかもしれません。本当のことを言うのが正しいと思うかもしれません。本当のことを伝えるのが正しいのかもしれませんが、それだけではまた不満を感じる結果になります。
「正しさ」と「上司の納得」というのは別物という割りきりが必要ですね。「正しさ」を求めることは良いですがそれだけだと「上司の納得」が得られないままです。そのうえで「上司の納得」を得るための対処が必要でしょう。
たとえ身に覚えがない指摘であっても「今後はそう感じさせることが無いよう気をつけます」と言ってみましょう。そうすればその指摘は後を引きません。自分の意図はどうあれ「そう感じさせた」というのは事実です。「自分は間違っていないのに」と納得できないかもしれませんが会社という集団に属している以上は多少の割り切りは必要ではないでしょうか。
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